ねぷた囃子でギネスに挑戦

7.31 〜記録更新達成までのドキュメント〜

世界一を吹こう〜平成23年夏、津軽が"世界"を目指した

イベント会場"弘前城築城400年祭記念事業"として平成23年7月31日(日)に青森県弘前市の弘前公園レクリエーション広場で開催された「ねぷた囃子でギネスに挑戦」。津軽の郷土芸能である「ねぷた囃子」の大合奏で、弘前城築城400年を盛大に祝うとともに、「笛合同演奏者数のギネス記録」更新を目指す、大イベントです。これまでのギネス記録は平成22年に青森市が達成した2,320人。今回の目標人数は弘前城築城400年にちなみ、4,000人。当日は晴れ渡る青空のもと"世界一の音色"を奏でるために、津軽のみならず全国から囃子方が弘前公園に集結しました。

世代を、地域を超えて心を一つに

囃子方「ねぷた囃子でギネスに挑戦」の参加資格は「ねぷた囃子が演奏できる事」ただ一つ。ねぷた囃子を演奏することができれば、大人も子どもも、津軽以外の人でも、どなたでも参加可能。津軽で長きに渡り演奏されてきた「ねぷた囃子」。実行委員会では、次世代を担う子どもたちに「ねぷた囃子」の楽しさ・素晴らしさを伝えるために、塩ビ管笛の制作や囃子講習会を実施。ギネス記録更新を達成すべく、世代や地域を超えて、皆が心を一つになれる場所。それが「ねぷた囃子でギネスに挑戦」会場です。

午前9時30分より受付開始。"世界一への切符"を手に

参加資格証ギネス記録に挑戦するための演奏は、挑戦に参加する者のみが入場することができる「挑戦会場」で行われます。参加者は受付にて挑戦会場入場の資格となるリストバンドを受け取り、手首に巻きます。各参加者に巻かれたリストバンドは、まさに"世界一への切符"となるべきもの。演奏開始に向けて、参加者たちの気合いも入ります。入場時間まで、イベント会場ステージでは、各地の囃子演奏や講演、飲食コーナーなどをお楽しみ頂きました。

いよいよ挑戦会場へ入場! "世界一への舞台へ"

挑戦会場入口午前11時20分、いよいよ挑戦会場への入場を開始。
気合十分な囃子方たちが続々と"世界一の舞台"へ向かっていきます。皆さんのご協力もあり、入場は混乱もなくスムーズに。入場口で挑戦参加人数をカウント。入場口を通過した参加者たちは資格証に記載された、それぞれの演奏場所へ。ギネス記録を超える人数、そして目標としていた4,000人に届いているのか・・。会場にいる全員が期待と不安が入り混じる心境になりました。

ギネスワールドレコーズ公式認定員が、挑戦参加者入場をチェック!

ギネス公式認定員今回のギネス記録挑戦を厳正かつ公平に行うため、ギネス記録を管理するギネスワールドレコーズ社から、公式認定員であるショーン・カニーン氏が来場。挑戦会場入口で参加人数のカウントを鋭い眼差しでチェックしています。ギネス記録挑戦の際に、公式認定人に立ち会ってもらうと、記録達成が認められた場合にその場で「認定証」を授与されます。記録更新を達成し、無事、ギネス記録の認定証を受け取ることができるのか?

挑戦参加者入場完了!演奏会場を埋め尽くすほどの囃子方が集結!

演奏開始10分前の午前11時50分、予定通りに全挑戦参加者の入場が完了。世界一の囃子を演奏すべく、世代や地域を超えて囃子方が一堂に集結しました。その数は目標4,000人を想定した挑戦会場を埋め尽くすほど!参加者も、それを見守る観客も、期待に胸を膨らませる光景を弘前公園の青空のもとで見ることができました。しかしながらギネス記録更新の認定を受けるためには、"5分間の演奏"が必要。演奏までのカウントダウンが迫るなか、挑戦参加者たちは世界一の演奏にむけて、力を溜めていました。

弘前市・葛西市長も挑戦に参加!演奏者全員に激励のメッセージ!

葛西市長弘前城築城400年祭記念事業である「ねぷた囃子でギネスに挑戦」を応援するため、弘前市の葛西憲之市長も挑戦演奏に参加。弘前市が地元である葛西市長も幼いころから「ねぷた囃子」とともに育ち、津軽を心から愛する者の一人。挑戦会場のステージ上から、全参加者に向けて「必ず記録達成できると、確信しています!」と心強い激励のお言葉を頂きました。本挑戦では葛西市長もステージ上で「ねぷた囃子」を奏でます。一度全員で呼吸を合わせ、いよいよ「ねぷた囃子でギネスに挑戦」が開始!

ねぷた囃子よ、世界へ響け 〜世界一に挑戦した5分間〜

昼12時、「ねぷた囃子」による「笛合同演奏者数」のギネス記録更新を目指した演奏が開始されました!挑戦参加者は5分間、演奏し続けなくてはなりません。挑戦会場内では、公平な立場の"監視員"達が、正しく演奏しているかどうかのチェックを行っており、途中で演奏を止めてしまうと記録人数にカウントされません。暑い中、挑戦参加者たちは、世界一を達成するため、これまで誰も聴いたことのない圧巻の「ねぷた囃子の大合奏」を披露!その音色は、広大な弘前公園の反対側まで聞こえたとのこと!挑戦開始から5分後、無事演奏が終了。あとは結果を待つのみです。

緊張の記録人数発表、果たして結果は・・・

記録発表5分間の「ねぷた囃子」演奏終了後、ギネス公式認定員のショーン・カニーン氏と監視員が厳正に記録人数を審査。入場口での人数カウントを確認し、途中で演奏を止めてしまった参加者がいないか、監視員からの報告を集計します。審査を終え、カニーン氏がステージにあがり、今回の記録結果を発表します。しかしその前に「マイナス12名」の発表が。残念ながら途中で演奏を止めてしまった方が12名いたようです。そして、いよいよ記録人数発表。緊張に包まれる会場内、果たしてその結果は・・・

見事、「笛合同演奏者数」のギネス記録更新達成!その数、3,742名!

記録達成会場全体が静まり返り、記録発表の瞬間を待ちます。
「今回の記録・・・・・3,742名!世界記録を更新しました!」
カニーン氏から発表されたギネス記録更新の人数は、これまでの2,320名を大幅に塗り替える3,742名!目標の4,000人まであと一歩のところではありましたが、それでも世界一の大記録を達成!会場の参加者や観客は大喝采!津軽が、そして「ねぷた囃子」が世界一になった瞬間です!3,742名の囃子方が「笛合同演奏者数の世界記録保持者」となりました!

ギネスワールドレコーズより、認定証を授与!

認定証授与カニーン氏から、参加者を代表して津軽横笛ギネス実行委員会代表の佐藤ぶん太、にギネス記録更新を達成した証である、「ギネスワールドレコーズ公式認定証」が授与されました! ギネス記録更新達成の喜びを参加者全員で味わい、会場内は大興奮!佐藤代表が御礼のスピーチを行い、最後の締めは参加者全員による、ねぷた囃子の掛け声「ヤーヤドー!」
最高の形で、無事記録挑戦のイベントが終了!

挑戦参加者全員に、実行委員会発行の参加認定証を贈呈!

参加認定証イベント終了後、今回の挑戦に参加した方全員に、津軽横笛ギネス実行委員会が発行した、ギネス記録達成演奏の参加者であることの証となる「参加認定証」を贈呈しました。参加認定証を手にした参加者の方々は皆、満面の笑みを浮かべ、仲間たちとギネス記録達成を喜んでいました。この参加認定証を持つ方は皆「ギネス記録達成者」の一人です。いつまでも大切にして頂けることを願っております。

"世界一のねぷた囃子"を次世代に 〜"津軽の誇り"を未来に繋ぐ〜

次世代平成23年7月31日、青森県弘前市で津軽の郷土芸能「ねぷた囃子」の演奏による「笛合同演奏者数のギネス記録」更新が、総勢3,742名で見事達成されました。世代を、地域を超えて一堂に集結したこの力と絆を、私たちは今の、そして次の世代へと受け継いでいくことが大切だと考えます。今回のギネス記録に挑戦は、津軽の郷土芸能をより身近に、そしてより興味をもってもらえる、一つのきっかけとなったのではないかと思います。津軽の素晴らしき「ねぷた囃子」がいつまでも津軽の地で鳴り響き、より多くの方が津軽の郷土芸能に誇りを持って頂ける事を願っています。

イベントの当日の様子は「動画」と「ギャラリー」で!

ギネス記録達成の瞬間を動画や写真で紹介しています

挑戦会場総勢3,742名による「ねぷた囃子」の大合奏で、見事ギネス記録を更新し、大成功で幕を閉じた「ねぷた囃子でギネスに挑戦」。本ウェブサイトの「ギャラリー」ページでは、当日のイベントの様子を、写真で見る事ができます。また動画配信サイト「Youtube」にて、当日の様子を中心としたドキュメンタリー動画を配信しています。会場に足を運ばれた方も、当日行けなかった方も、会場の熱気と興奮の様子、そして世界一を達成した囃子方の雄姿をお楽しみください。

「ギャラリー」ページへ

挑戦開始前に、各地の囃子が「おはやし広場」で応援演奏を披露!

いろいろな"囃子"が一気に楽しめる!「おはやし広場」

お祭り広場「ねぷた囃子でギネスに挑戦」イベント会場内では、挑戦開始までの間、今回挑戦演奏を行う「ねぷた囃子」の他、青森の「ねぶた囃子」、西北五地区の囃子、登山囃子など県内各地の囃子演奏や講演を楽しむことができる特別ステージを用意!県内でも有名な囃子団体が地域の垣根を越えて、ギネス挑戦を後押しするべく応援演奏を披露してくれました。会場を訪れた参加者や観客は、他では滅多に見ることのできない、"囃子の競演"を存分に堪能することができました。
「おはやし広場」の様子は →こちら

開催前、ねぷた囃子でギネスに挑戦PRチラシを各地へ配布!

合言葉は「世界一を、吹こう。」

今回行われた「ねぷた囃子でギネスに挑戦」イベントを広くPRし、挑戦参加者を募集するため、弘前市内を中心とした各地にPR用チラシとポスターを配布いたしました。"世代を超えて結集し、世界一に挑戦"をテーマとして、「世界一を、吹こう。」を合言葉に、世代の異なる3人の笛吹きが演奏するイメージ写真を採用いたしました。PRチラシは、弘前市発行の「広報ひろさき7月1日号」と同時に全世帯にも配布されるなど、より多くの方々に本イベントを知って頂けました。

ねぷた囃子でギネスに挑戦PRチラシ ダウンロード(PDF 1.6MB)

平成22年開催プレイベント「ねぷた囃子でギネスに挑戦」

全てはここから始まった!ギネス記録達成の足掛かりとなったプレイベント

プレイベント平成23年の弘前城築城400年記念事業「笛合同演奏者数ギネス記録に挑戦」への準備段階として平成22年10月31日(日)に弘前城植物園特設ステージにてプレイベント「ねぷた囃子でギネスに挑戦」を開催いたしました。台風による悪天候が懸念されましたが、各地から多くの囃子方、お客様にご来場頂きました。「ねぷた囃子大合奏」では、計409名の囃子手による大合奏を達成し、平成23年の本挑戦に向けて好スタートを切ることができました!
平成22年プレイベント「ねぷた囃子でギネスに挑戦」のページ

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